【事務or製造】工場派遣の仕事はラクって聞いたんだけど転職するべき?

一般的に「工場の仕事はラク」だと言われています。
実際に「楽な仕事ランキング」のようなアンケート記事では「工場内軽作業」は必ずと言っていいほどランクインしています。

現在、事務職の仕事についている人の中には、工場の楽な仕事に転職したいと考えている人もいるかもしれませんね。

工場の仕事は確かに楽ですが、しかし必ずしも今の仕事よりも負担が少ないとは限りません。
なぜなら、事務職も製造職もその仕事の内容は幅広いので、単純に比較することができないからです。

ただ、過去にサービス業や事務職を経験したことのある私から言わせると、色んな仕事の中で工場が一番楽でした。

事務職と工場、どちらが楽とは言えない理由

事務職といっても、その仕事内容は多岐に渡ります。
一般事務・営業事務・経理事務・貿易事務…など。

製造職への転職を検討しているのなら、時給の近い一般事務からの転身かな?と想定します。
その一般事務の中でも業務内容はそれぞれ異なりますし、仕事の負担量も職場によって様々です。

一日の始まりがメールチェックから始まり、清掃・お茶汲み・備品の補充・データ入力・資料作成・取引先への電話確認・来客対応…
息つく暇もない「充実した」職場がある一方で、主な業務はお茶汲み・電話番・職場の整理整頓、残りの時間はおしゃべりで暇つぶし…といった職場もあります。

工場の仕事内容も同じように様々あります。
体力が必要な仕事・細やかさが必要な仕事・腕力が必要な仕事・立ちっぱなしの仕事もあれば座りっぱなしの仕事もあり、目を酷使する仕事もあります。

事務職でも製造職でも、その企業の業種や配属先によって仕事内容は千差万別です。
そもそも何を基準に「ラク」と感じるかは個人の価値観や感覚の問題なので、他人がジャッジできるものではありません。

安易に「工場はラク」と考えるのは危険

「工場なら感情を殺してひたすら機械的に作業していれば一日が終わる。」
というイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、そんなこたないです。

教え方の下手なおっさんにはイラつくし、職場の作業効率は相変わらず悪いし、真面目に働いていれば仕事は増える一方だし、女なら同僚からの「前は何の仕事してたの?なんで転職したの?ふーん?で、この職場で気になってる人いる?」って会話は避けられないし、ストレスは0にはならないです。

工場なら人と関わらずに済むと考える人もいるかもしれませんが、最低限の対人コミュニケーションは発生します。
職場ストレスの原因の大半はおそらく人間関係でしょうから、人間のいる職場で働く限りは、多かれ少なかれ対人ストレスからは逃れられないと思っておいたほうがいいです。

社員だったら、どちらの仕事も大変

事務職と製造職では仕事内容が異なりますが、社員の立場になればどちらもそれなりに大変だと思います。

工場の仕事は単純な作業が多いですが、社員ともなれば機械の操作方法や設定・メンテナンスの知識や技術も必要になります。
また、改善提案や成果報告といった業務もありますし、それに伴う資料作成などの作業も発生します。ゆくゆくは後進の社員の教育も任せられます。
他にも他部署の社員との繋がりが必要になることも多いです。

製造業に興味があるなら別ですが、「ラクそうだから」という理由で事務職から製造職への転職を検討するのはおすすめしません。

その点、工場の派遣は社員とは違って「ラク」ですね。
事務職なら、その職場の同職の正社員と同程度の仕事レベルを要求されることも多いですが、製造職の場合は責任も仕事の難易度も低くて軽いです。

私が工場の仕事を楽だと言う理由

私が工場派遣の仕事が楽だと思うのには次のような理由があるからです。

• 覚えることが少ない
• 大した能力を要求されない
• 責任が少ない
• 工場の仕事が嫌いじゃない

工場の仕事は覚えることが少ないです。
「1日中同じ作業ばかりする」といったイメージがあるかもしれませんが、実際には個人が負担する作業の内容は職場によって様々です。
ただ、1人のスタッフに任せる作業内容は数種類程度であることが多いです。

そして仕事に従事するにあたっては、それほど多くの能力は必要とされません。
ワード・エクセルの使い方はもちろん、ビジネスメールをやり取りする必要もありません。
接客も必要ない、営業スマイルを張り付けなくていい、きちんとした敬語が使えなくても許容される、そんな環境です。

仕事がその程度ですので、それに付随する裁量や責任も大したものではありません。
もちろん、自分に与えられた仕事に対する責任はありますが、しかし誰かの取次をしたりフォローをしたり代わりに謝罪したりする必要はありません。

そして、私自身は工場の仕事に対して抵抗を感じません。
女性の中には服が汚れる作業や工具を使う仕事を嫌う人もいますよね。
個人的にはそういった手作業や体力仕事が気にならないので、そういった精神面も工場の仕事をする上では大事な要因かなと思います。

工場の仕事をする上で、もちろん何も嫌なことがないわけではありません。
しかし工場仕事で生じるストレスよりも、事務職での接客や取次・フォローなどが原因の諸々の対人ストレスのほうが精神的にきつく感じます。
社外の人への対応だけでなく、事務員に責任を擦り付ける営業、仕事にいちいち難癖付けてくるお局、必要なことを伝達しない同僚、人の動かし方が下手な上司、、、色々嫌なことはありますよね。

個人的には、仕事内容だけで考えると、どう考えても工場のほうが圧倒的に楽です。

人間関係について言えば、面倒くさい上司や女どうしのダベりはどこの職場に行ってもついて回ります。
どこに行っても人間関係が面倒くさいのなら、私は仕事の楽な方を選びます。
事務職から一時避難しようと思って工場の仕事に応募しましたが、なんだかんだでずっと工場で働き続けています。

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人間関係が苦手な人の工場派遣の選び方

どうしても人間関係が苦手な人は、以下のような職場は避けるようにしましょう。

• 女性の比率が高い
• 職場の所在地が田舎
• 従業員数が少ない

女性の比率が高い

女性の皆さんはご存知の方も多いと思いますが、女性が多く在籍している職場は独特の雰囲気があり、職場内ヒエラルキーや暗黙のルールが敷かれていることが多いです。
人間関係の面倒くささを煮詰めたような環境ですので、わざわざ足を踏み込むのは止めておきましょう。
女性が[少ない/多い]職場で働くメリット・デメリット

職場の所在地が田舎

田舎は閉鎖的で排他的、そして内部の情報ネットワークの包囲網がすごいです。
人口が少ないこともあり、ちょっとした噂話でもすぐに人の耳に付き、そしてすぐにみんなに共有されます。
プライバシーは無いと思っておいたほうがいいです。

従業員数が少ない

従業員数の少ない小規模の企業は、従業員どうしの距離が近く、濃い人付き合いを要求される可能性があります。
特に高齢の従業員ほど、悪気なく他人の個人情報を聞き出そうとしてきます。
話をはぐらかすと、なぜかこちらが「あの子変わっとるねえ。」などと言われます。

派遣サイトのフィルター機能を利用する

もしも派遣で仕事を探す場合、職場の所在地や従業員数・男女比などの詳細は、求人サイトでの検索の段階では分からないことが多いですよね。

事前に大まかな職場情報を知った上で求人に応募したい場合は、下のような情報が掲載されているサイトを利用すると便利です。

↑こちらは日総工産のサイトです。

最近はこうやって情報をグラフ表示してくれているサイトも増えてきましたが、まだまだ導入していない企業も多いです。
こちらの希望条件を伝える際に、「女性が多過ぎず、年齢層が高すぎず、、」などとはなかなか言いづらいですので、あらかじめフィルタリングできるのは利用者からしたらありがたい機能です。

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試しに工場で働いてみるのもあり

職業の転身を考えているのでしたら、自分が今いる環境の何に対して不満があって、何を望んでいるのかをはっきりさせておくのがいいです。
仕事内容なのか、人間関係なのか、体力面なのか、不満の原因を洗い出しておきましょう。

工場の仕事の具体性が分からないまま、転職を考えるのは短絡的です。
こちらに工場の仕事内容についての記事を置いておくので、よければ参考にしてください。
工場派遣で働いてみたいけど仕事の選び方が分からない!女性におすすめの仕事は?

個人的には、派遣で短期的に働く程度なら、試しに仕事に応募してみるのもいいと思います。
実際に、「気分転換に」工場へ働きに来た元事務員の女性には何人かお会いしたことがあります。

過去に事務経験があれば、数年程度のブランクならまた再び事務の仕事に戻ることは可能ですので、一度挑戦してみるのもありですよ!

 

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