最近では人々の働き方も多様化し、女性でも夜間の仕事に就く人は増加傾向にあります。
工場現場でも徐々にではありますが、女性を採用している夜勤求人を見かけることが多くなりました。
「夜勤は大変」というイメージがあるかもしれませんが、実際には日勤の仕事と同様、大変なこともあれば楽なこともあります。
このページでは、女性の視点からの夜勤に対する疑問や、メリット・デメリットなどについて説明します。
女性が夜勤をする上では、男性の場合とはまた違った不安や抵抗感があると思います。
懸念している内容によっては解消できる問題もあると思いますので、ぜひこの記事を参考にしてください。
女性でも工場の夜勤はできる?
昔は法律によって女性の夜間労働が禁止されていましたが、法改正により1999年以降は男性と同様に、夜間の仕事に就くことが可能になりました。
とはいえ、工場はそもそも女性の従業員が少ない現場が多く、法改正後も夜勤の女性従業員は少ない傾向にあります。
現在もたいていの現場では、夜勤の女性スタッフの割合は少ないです。
ただ、業種によって男女比に差はあり、食品関係などの現場では夜間でも多くの女性スタッフが活躍しているところもあります。
女性1人になることはある?
夜勤の女性スタッフは珍しいですので、「もし就業先で女性が自分1人だったらどうしよう、、」と心配になるかもしれませんね。
しかし派遣先企業もハラスメントなどのリスク回避目的から、女性スタッフを1人だけにするということはしたがりません。
女性スタッフの募集があるということは、すでに他の女性スタッフがいる、もしくは後から入ってくる可能性が高いです。
ただ、その時の現場の状況によって、女性の在籍数や採用数は左右されますので断言はできません。
心配な場合は、事前に派遣会社の担当者に確認をしておきましょう。
夜勤のデメリット
通勤時間帯が夜間になる
夜間の仕事をしていると、通勤するのは人通りの少ない夜の時間帯になります。
女性が夜勤の仕事を探す時にネックとなるのは、やはりこの点についてが大きいのではないでしょうか?
出退勤時間や職場の立地などにもよりますが、やはり日勤で仕事を探す時よりも慎重に下調べをしておいたほうがいいです。
車を所有している人は車通勤できる職場を選ぶ、事前に工場周辺の人通りや街灯の有無を確認しておく、などの事前チェックをしておきましょう。
女性の話し相手が少ない
職場が工場で、しかも夜勤となると、女性スタッフの割合が少ない可能性が高いです。
常に女どうしで一緒にいる必要はありませんが、やはり同性にしか相談しにくいこともあります。
ちょっとした相談や悩みを打ち明ける仲間がいないと、モヤモヤした感情を溜め込むことにもなります。
ただ、もともと1人で過ごすのが好きという人もいますので、この辺りをどう感じるかは個人の性格によっても変わってきます。
他職の友人と予定が合わない
夜勤を始めると、以前のように昼間に予定を入れることが難しくなります。
日中に睡眠を取るため、出かけることはもちろん、LINEの通知なども就寝中に溜まっているということがよくあります。
男性でも人付き合いがしにくくなるのは同じですが、女性の場合は特に人間関係でデリケートに気を遣うことが多いです。
ある程度先にある生活を想像してみてから、夜勤の仕事に就くかどうかの判断をするのがいいでしょう。
夜勤のメリット
ロッカーやトイレが空いてる
工場の夜勤は特に女性スタッフの数が少ないので、ロッカーやトイレなどの設備をいつもよりも広々と使用することができます。
女性は着替えに時間が掛かることが多いですし、5分程度のこととはいえ、狭い空間で互いに気をつかい合うのは、なかなか大変です。
隣の人を気にせずに身支度できることは、思いの外に快適で、ストレスが少なくて済みます。
休憩時間もトイレで化粧直しなどをゆっくりと行えます。
女性用のトイレって混みやすいですし、先輩社員にも気を遣いますし、休憩時間なのに気が休まりませんよね。
でも夜勤なら人が少ないので、そういったストレスからも解放されます。
トイレが複数ヵ所にある場合は、日勤の時とは違って好きなトイレを選べますし、そのあたりも自由でいいです。
人間関係が楽
職場に女性スタッフが大勢いると、人間関係で面倒なことが起こりがちになります。
転職理由に人間関係を挙げる人も少なくなく、仕事を選ぶ上では重要な要素でしょう。
しかし、現場の女性スタッフの数が少ないと、それに伴って人間関係のストレスも軽減されます。
加えて、「お局」ポジションのベテランスタッフは夜勤に入らないことが多いので、そういった点でも余計な気遣いが減るので過ごしやすいです。
uvケアの必要がない
夜勤の仕事をしていると日中出歩かないので、太陽光を浴びる時間が少なくなりがちになります。
適度な日光浴は健康に不可欠といいますが、しかし逆に、紫外線にさらされることは美容の大敵です。
私は非常に日焼けしやすい体質で、冬場でもUV効果のある化粧下地を使用していますが、夜勤の仕事に就いている間はUVケアをする必要がほとんどありませんでした。
冬場は日没後に出勤・日の出前に退勤、夏場でも夕暮れや夜明けのわずかな太陽光を浴びるだけ、、
神経質に日焼け止めを塗る必要がなくなったので大変にストレスフリーでしたし、UVケア用の化粧品代も節約できたのでお金も浮きました。
ポイントまとめと注意点
上でもメリットとデメリットについて説明していますが、大きくまとめると、個人的には次の2点がポイントになるかなと思います。
デメリットとしては、やはり夜間に働くということで、身の安全についての不安が挙げられでしょう。
対策としては、先にも触れましたが、通勤ルートについては下調べをしておく、それと勤務先はある程度大きな企業を選ぶといいでしょう。
なぜ大きな企業がいいのかというと、職場の警備やセキュリティがしっかりとしているからです。
大きな企業ほど、入退門時のチェックは厳格ですし、敷地内の巡回もきちんと行われています。
また、セクハラ対策などについても、大企業のほうが普段から厳格に社員教育が行われていますので、その点でも安心できます。
メリットについては、やはり人間関係が楽という点が大きいです。
夜勤の人間関係が楽というのは、何も女性スタッフに限った話ではありません。
とはいえ、やはり女性どうしのほうが何かと、お互いに気を遣い合うことが多いです。
実際に女性の少ない夜勤の現場で働いてみると、精神的な解放感というか、明らかにストレスの少なさを感じます。
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夜勤は自分に合えばパラダイス
女性が夜勤を始めるには、安全面や健康面などのハードルが高いですので、なかなか挑戦しにくいですよね。
しかし自分の体質や性格などとマッチすれば、とても割のいい仕事と言えます。
少し前には色んなメディアなどで「肌のゴールデンタイム(22時〜2時)」説をよく見かけましたが、実際には科学的根拠はないとされています。
夜勤に従事していても良質な睡眠を取れているのであれば、過度に健康面を危惧する必要はないそうです。
夜勤は高時給や人間関係などを見ても、自分に合えば一石二鳥、一石三鳥にもなり得る仕事です。
もしも興味があるのに躊躇しているのであれば、少しもったいないと思います。
合わなければ無理せずに辞めればいいだけのことです。一度思い切って夜勤の仕事に挑戦してみてはどうでしょうか。
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