働いた経験が少なかったり、仕事を辞めてからしばらくブランクが開いてたりする人の中には、職探しに悩む人も多いのではないでしょうか?
「自分にできる仕事があるのか?」
「面接に受かるだろうか?」
「職場で上手くやっていけるかな?」
様々な不安が付きまといます。
「働きたい」とは思いつつも、マイナスの感情が大きくて、なかなか行動に移しにくいですよね。
そんな仕事経験が少なく不安を抱えている人は、まずは単純な仕事から始めてみるのがいいですよ。
職歴の少ない人にもできる仕事というのは、世の中にはけっこう色々とあるものです。
清掃員・ポスティング・交通整理、などなど、、
様々な仕事がある中で、ここでは製造現場での派遣のお仕事、「工場派遣」について紹介したいと思います。
なぜ工場派遣の仕事をおすすめするのかというと、
• 対人関係が最小限で済む
• 派遣会社の人がサポートしてくれる
といった理由などがあります。
それらについてこれから詳しく説明していきますので、興味のある人は読み進めてくださいね。
今抱えているモヤモヤした気持ちの中に、解消できる不安もあるかと思いますよ。
工場派遣のおすすめポイントって?
スーパーでの品出し・清掃員・新聞配達・ポスティング・交通整理・交通量調査、、
一人で黙々と作業する仕事は色々あります。
しかしスーパーの品出しやビルや商業施設での清掃の仕事ですと、業務中に不意にお客さんから話しかけられたり、質問をされたりすることがあります。
交通整理や交通量調査などの場合でも、人や車の多い場所で仕事をするのは落ち着かない、という人もいるのではないでしょうか?
しかしその点、工場の製造現場での仕事ですと、知らない人に話しかけられたり、予想外の質問をされたりすることはありません。
屋内での仕事なので天候に左右されることもなく、より健康的な状態で安定して就業することができます。
仕事内容も簡単で、特にスキルなど無くても問題なく従事できる作業がほとんどです。
たいていは1~数種類の作業内容を、毎日地道に単純に繰り返すことになります。
そして何よりも、仕事のマッチングや就業先への斡旋、面接日のセッティングなどは派遣会社が行ってくれます。
企業とあなたとの間を派遣会社が仲介してくれるので、個人で仕事を探すよりも、圧倒的に不安や障壁が少ないんです。
登録はWebからでもOK!
最近の派遣会社には、Web登録やWeb応募を行っているところが多いです。
こういった登録方法を取っている派遣会社は、コロナ禍を機に一気に増えた印象です。
電話が苦手という人には、うれしい応募・登録方法ですよね。
応募する場合は、派遣サイトに載っている求人から好きな仕事を選んで、「応募する」ボタンから手続きを進めてもいいです。
もしくは、まずは登録を済ませて、そこからは派遣会社のコーディネーターと相談をしながら仕事を決めるのでも大丈夫です。
応募には、住所・氏名・連絡先・職歴などの、簡単な個人情報を入力して送信します。
早ければその日のうちにでも派遣会社から折り返しの電話が掛かってきますので、電話に出て対応してください。
その際に派遣会社の担当者から、これまでの職歴についてや、希望する仕事内容や就業条件などについての質問をされると思います。
具体的な仕事紹介については、それらのやり取りの後になります。(このあたりの流れは各派遣会社によって多少異なります。)
その時の状況やタイミングなどもありますが、おそらく何件か応募可能な求人を紹介してくれると思いますので、その中から自分の気になる仕事を選んでください。
気に入った求人がなければお断りしても大丈夫ですので、あまり深刻にならずに検討してくださいね。
仕事は他の派遣会社で探してもいいですし、自分の納得のいく求人を見つけてください。
工場見学や初出勤日は担当者が付き添ってくれる
勤務場所があまり遠方でない限り、事前に就業先の工場見学をさせてもらえます。
そこで実際の作業現場や仕事内容を見せてもらえるわけです。
そして大抵の場合、工場見学の際には顔合わせも一緒に行われます。
「顔合わせ」とは面接のようなものです。
「顔合わせ」って「面接」と何が違うの?
顔合わせの場には、派遣先企業の採用担当者(現場責任者や人事担当者ら1~数名)と応募者(あなた)の他にも、派遣会社の営業担当者も同席します。
ここが普通のアルバイトの面接などと大きく違う点ですね。
これまでの仕事経験や通勤時間・健康状態などの簡単な質問をされますが、同席している営業担当者もフォローしてくれるので安心してください。
どのような質問の流れになるのかなど、不安や疑問がある人は、事前に営業担当者に質問をしておくと安心ですよ。
簡単な仕事なので未経験者でも大丈夫
製造現場での仕事は単調な作業が多いです。
アルバイトや派遣スタッフに任せても大丈夫なような、簡単な内容の仕事がほとんどです。
工場勤務の経験があったほうが採用はされやすいですが、あくまでもプラスに加味される要素のひとつと考えておいて大丈夫です。
未経験の状態で、自分に工場の仕事ができるものなのか不安に思う人もいるかもしれません。
しかし採用にあたっては、それまでの経歴も含めて合否の判断がされていますので、採用した人の能力に見合わないような持ち場に配属されることはありません。
それに、誰でも最初は簡単な作業から仕事を教えてもらえます。
まずは1つの作業を覚えるところから始めて、それが習得できてきたら2つ目の作業を、、
と、そんな流れで仕事を覚えていきます。
他のサービス業や飲食業のように、あれもこれもそれもと、いくつも並行して仕事を覚えるような必要はありません。
というか、長期間働いている人でも、そこまでたくさん覚えることってあんまりないんですよ。(現場にもよりますが。)
工場ってそんな職場なんです。だから安心してください。
他人との関わりが少ない
製造現場での仕事は、黙々と何かを補充したり、計測したり、検品したり、運んだり、削ったり、切ったり、貼ったり、、そんな作業が多いです。
他の業界にあるような、電話対応や接客対応・業務の依頼・引継ぎ・取次・報告、、
などといった、他人との関わりが必要になる仕事が圧倒的に少なく、コミュニケーションが苦手な人でも無理なく就業できます。
逆に単調な作業ばかりで飽きてしまうという辛さもあります。
その点については、就業先の工場やその人の仕事能力によっても仕事内容に違いはありますので、心配な人は仕事紹介の段階で派遣会社の人に相談してみてください。
工場の仕事にも色々と違いはあります。
ライン作業のように同じ作業ばかりを繰り返す仕事、ある程度の複数の工程は1人のスタッフに任せられる仕事、など。
まあ、いずれにしても人と喋るような仕事ではありません。その点では同じです。
「あまり単調過ぎる仕事は心配で、、」など、要望があれば伝えてみてくださいね。
周囲にもコミュ障の従業員が多い
就業先によって従業員の性格の傾向は多少異なりますが、しかし製造系の現場にはコミュニケーションが苦手なタイプのスタッフは少なくないです。
これについては年齢・性別を問わず、そのような傾向がありますね。
派遣先企業の社員の中にも、そういったタイプの人はもちろんいます。
周囲の人たちも慣れているので、そういった「コミュ障」タイプの人がいても、特に気に留めたりはしません。
ですので、「コミュ障だから周りから浮いてしまうかも、、」と、過度に心配する必要はないです。
挨拶や敬語などのマナーを守ってさえいれば、逆に人付き合いが苦手だと認知されているほうが楽かもしれませんよ。
周囲も無理にプライベートな部分まで踏み込んでこないでしょうし、あまり人と関わりたくない人にとっては、願ったり叶ったりではないでしょうか。
当然ですが、仕事はきっちりとする必要があります。
先程も書いたように、マナーを守って仕事を真面目にしていれば、無意味に嫌われるようなことはありません。
「仕事は真面目だけど人付き合いが苦手」な人は、それが許容される環境であれば(この場合は工場)、けっこう楽なポジションだと思います。
作業帽とマスクで顔を隠せる
工場などの製造現場では、従業員の安全のために作業帽の着用が義務付けられているところがほとんどです。
また、粉塵や切削屑が舞うような現場では、マスクの着用も併せて義務付けられる場合があります。
中には着用の指示が無くても、健康・安全のために自発的にマスクを着用している人もいます。
安全や健康のための作業帽とマスクの着用ですが、「人と目を合わせるのが苦手」「あまり顔を見られたくない」という人にとっては、うってつけの規則ではないでしょうか。
先にも述べたように、規則に関わらず年中マスクと帽子を着用している人は、どこの現場でも見かけます。
もし仮にそのような格好をしていても、特に目立つことはありませんので安心してください。
単発バイトよりも安定して稼げる
1日~数日間の単発の派遣バイトの中には、製造現場での簡単な仕事の紹介もあります。
「工場の雰囲気が分からないから、試しに単発バイトから始めてみよう。」
そう思う人もいるかもしれませんが、普段から単発バイトに入り慣れている人以外には、正直あまりおすすめはしません。
仕事内容はその日に入った人にでもできるような簡単な作業ですが、とはいえ慣れない場所での慣れない作業です。当然、一度では覚えきれないこともあるでしょう。
それに単発スタッフを入れるような現場はバタバタとしていることが多く、質問しようにも少し話し掛けにくい雰囲気が漂っています。
実際に、自分からグイグイと聞きに行けるようなタイプでないと、居心地の悪い思いをすることが多いです。
他にも、ロッカーの位置・休憩場所・食堂の使い方など、何かにつけて分からないことが多く、単発バイトの初心者は特に戸惑いやすいです。
「知らない場所が苦手」「初対面の人と打ち解けにくい」という人にとっては、必然的にストレスを感じることが多い環境です。
その点、派遣ですと、新人スタッフの受け入れ態勢はとても丁寧なものです。
工場見学もそうですが、初出勤日は派遣会社の担当者が付き添ってくれます。
その後のロッカーや食堂の案内などは、派遣先の人事担当者の人が引き続き行ってくれるので安心です。
あと、単発バイトですと、次の仕事の紹介がいつになるのかが分かりません。
特にバイト経験の少ないスタッフですと、なかなか仕事を紹介してもらいにくいです。
単発バイトは気が向いた時にだけ働けるようで一見便利そうですが、実はけっこう面倒くさいことも多いんです。
面接時の注意ポイント
ここでは面接時の注意ポイントについて書いておきます。
とは言っても、人によって応募先や応募するまでの経緯・志望動機はそれぞれ異なるので、「こう言っておけば大丈夫」といった普遍的な正解の対応はありません。
ですので、私がここで書くのは解答ではなくアドバイスです。
この記事を読んでいる人の多くは、おそらくは、あまり働いた経験のない人たちだと思います。
そして応募の面接の際に、面接担当者から職歴の少なさを指摘されること、そしてそれに対してどのように説明すればいいのかについて、不安に思っているのではないでしょうか?
もちろん、企業に送り込む人材を選ぶわけですから、派遣会社の担当者たちは当然、「なぜ仕事をしてこなかったのか?」といった質問をあなたに投げかけると思います。
しかし彼らは決して、あなたの職歴について非難をしているわけではありません。
派遣会社や派遣先企業が欲しいのは、仕事を誠実に・着実に・継続的にこなしてくれる人材です。
必要とされているのは資格や経験など以上に、「真面目に仕事に取り組む姿勢」「丁寧な仕事ぶり」「周囲とトラブルを起こさない性格」などです。
そして何よりも敬遠されるのが、「当日のドタキャン」「無断欠勤」「短期間での退職」といったことです。
応募の際には、未経験者よりも経験者のほうが採用される上では有利になることが当然多いです。
その理由は、その人の継続年数や製造現場に対する理解の有無などの点が、信用の指針となっているからです。
職歴が少ないということはつまり、採用するかどうかの判断に足る基準が少な過ぎるということなのです。
採用する人たちがまず抱くのは、先ほども書いた通り、真面目に継続して働いてくれるかどうかという不安です。
その上で、応募する際に大事なのはまず、やる気・誠実さ・真面目さです。
なぜ今まで仕事をしてこなかったのか、そしてなぜ今回仕事に応募しようと思ったのか、それらを説明して相手を安心させてください。
「今までスーパーやコンビニで働いてみたけれど、どうしても接客業が合わなかった」
「最近、製造現場での仕事を知って、これなら自分に向いているのではと思った」
など、それぞれの事情や応募動機などを、自分なりの言葉でいいので話してください。
言い方は悪いですが、工場派遣の仕事は誰にでもできるような作業内容がほとんどですので、面接での印象さえ良ければ仕事につながると思います。
思い切って一歩踏み出してみよう!
新しい職探しに限らず、何か新しいことを始めようとする時には、誰しもが躊躇をしてしまうものです。
「やった方がいい」「やらなければならない」
そう頭では分かっていても、なかなか行動に移すことができませんよね。
ブランクが長かったり、気が沈んでいた時期が長かった後には尚更です。
しかし、いざ一歩を踏み出してみれば、意外とあとは流れに身を任せて何とかなってしまうものです。
「何かを始めるのに遅すぎるということはない」という言葉があります。
それは自分の体験や周囲の人々の経験談も踏まえて、真実のひとつだと思います。
ただ、人生における停滞時期は必ずしも無駄ではありませんが、しかし同じ場所をグルグルと回り続ける時間は自己嫌悪を起こさせますし、後の後悔にもつながります。
思い切って一歩を踏み出してみてください。そして今いる自分の場所を変えてみてください。
あなたはきっと自分の力で、現状を変えることができます。
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